2016-11-07

アディダス、三本線商標の攻防- by Novagraaf

ドイツの大手スポーツメーカー、アディダスの三本線デザイン・モチーフはアディダス・ブランドの重要な一部である。過去において、アディダスは三本線商標を権利侵害や類似する商標出願から守るためにハードな戦いを強いられてきた。

ファッションに関するビジネス情報提供社、The Fashon Lawによると、アディダスがスイスの大手靴ブランド、バリーに対して、バリーがロスアンゼルスのファッション小売り、Nasty Galで販売し始めた側面に平行な2,3本の縞模様のある靴がアディダスの商標権を侵害するとして米国で告訴した。

アディダスはバリーがアディダスの著名な商標と知りながら故意に消費者を混乱させ、公衆をだましている、と述べている。アディダスは、バリーの速やか且つ恒久的な販売差止め、侵害が疑われる商品の流通、販促の即時中止を、またアディダスに対する損害賠償を、陪審員に求めている。アディダスは2015年にも「Shoe Branding Europe」に対して似たような訴訟を起こし、最終的にEUの第一審裁判所(EU General Court)で勝訴しており、米国でも同様の結果になるか注目されている。また、アディダスはNasty Galに対しても白の三本線のスカートを販売しているとして商標権侵害での提訴を準備していると目されている。アディダスも似たようなスカートを生産し、ASOS.com などで販売している。

本文は こちら (Adidas continues its battle to protect its three-stripe trademark)