2017-04-06

米国:ジミ・ヘンドリックスの商標権紛争 - Knijff Trademark Attorneys

ジミ・ヘンドリックス・エステート(Jimi Hendrix Estate)は、ヘンドリックスの兄弟を再び商標権問題で提訴した。

ジミ・ヘンドリックス・エステートを代表する2社は、「ジミのカナビス・コレクション・パープル・ヘイズ(Jimi’s Cannabis Collection Purple Haze)」や「ジミのワイン(Jimi’s Wines)」などのように、ジミ・ヘンドリックスをテーマとした製品で商標権や著作権の使用に関して、長年にわたる紛争で伝説のギタリストの兄弟を訴えてきた。

ジミ・ヘンドリックスの兄弟であるレオン・ヘンドリクス(Leon Hendrix)と彼のビジネス・パートナー、Andrew Pitsicalis は、今やIP紛争の中心人物だ。以前は、ジミの写真を使ったTシャツやギターのような商品を、レオン・ヘンドリクスが販売していたが、レオンの弁護士は単なる「無駄な」訴訟だと言い放った。

ジミ・ヘンドリックス・エステートは、人気曲「Purple Haze(パープル・ヘイズ:紫のけむり)」とアルバム「Axis:Bold As Love(アクシス:ボールド・アズ・ラヴ)」の著作権同様に、彼の署名である「Jimi Hendrix」などのジミ・ヘンドリックスの商標権を所有している。故に、エステートは裁判所に、被告が販売する製品にエステートの所有する商標権や著作権の使用を差し止めるよう求めた。

以前、レオン・ヘンドリクスとPitsicalisは、オーディオ・スピーカー製品を指定して「Jimi(ジミ)」や「Jimi Jams(ジミ ジャムズ)」などの商標出願を行った。商標局によれば、これらの出願商標は、ヘンドリックス・エステートの登録商標と混同する虞があるとして拒絶されたという。裁判所の判決が待たれる。

本文は こちら (Duelling descendants (2))