2017-04-19

2016年の国際登録出願件数で中国が顕著な伸び - WIPO

WIPO(世界知的所有権機関)のプレスリリースによると、2016年に国際登録出願(マドリッド制度)を利用して出願された商標は、全体で7.2%増加し52,550件であった。出願件数の多い国は、米国(7,741件)、ドイツ(7,551件)、フランス(4,132件)、中国(3,200件)、スイス(3,074件)の順で、上位15か国のうち、特に中国からの利用増は顕著で前年比68.6%の伸びを示した。日本は2,352件(7%増)で加盟国全体の第8位であった。出願人では、フランスのロレアルが150件と最も多く、英国のグラクソ・グループ(141件)、ドイツのBMW(117件)、ドイツのスーパーマーケット・チェーンLidl(リドル、112件)の順となった。2015年に出願件数第1位であったスイスのノバルティスは、2016年に100件減らし94件となり出願人順位は第5位に下がった。

分野別では、コンピュータ&エレクトロニクスが9.4%を占め、ビジネス・サービス(7.6%)、技術サービス(6%)の順であった。

また指定国は、中国(22,314件)、EU(21,526件)、米国(20,979件)が多く、中国は2006年以来最も多く指定されている。

プレスリリースは こちら