2018-02-19

日本:インターブランドジャパン、Interbrand “Best Japan Brands 2018” を発表

株式会社インターブランドジャパンは,ブランドの持つ価値を金額換算する独自のブランド価値評価(Brand Valuation™)手法を用い,日本発のブランドを対象としたブランド価値ランキングの「Best Japan Brands 2018」を発表した。

*ToyotaがJapanʼs Best Global Brandsで10年連続の第1位
*Subaruが第9位にランクアップ
*SMFGとMizuhoがグローバルブランド基準を満たし Japanʼs Best Global Brands上位にランクイン
*Nintendoが21% 増でランキング中最高の成長率でTop10にカムバック
*Omronが Japanʼs Best Global Brandsに, ZOZOTOWN, MS&AD, H.I.S.が、Japanʼs Best Domestic Brandsに初ランクイン

ブランド価値の合計金額は,昨年比でJBGB(海外売上高比率30%以上を対象とした Japanʼs Best Global Brands)が1.1%の成長,JBDB(海外売上高比率30%未満を対象とした Japanʼs Best Domestic Brands)が-12.2%となった。JBDBのマイナスの理由はJBDBからJBGBへ移行するブランドが年々増え続けているからであり、日本ブランドの「グローバル化」が加速していることを示している。

JBGBでは,自動車関連ブランド(10 ブランド), エレクトロニクス関連ブランド(5 ブランド), 金融ブランド(5 ブランド)の3セグメントのブランドがランキングで存在感を示している。Toyota(1 位,前年比-6%)を筆頭に自動車関連ブランドは上位に君臨し,昨年に続き日本ブランド全体を牽引している。SMFG(12 位,前年比-15%)及び Mizuho(14 位,前年比-8%)が JBDB からランクインし, 日本を代表する3つの金融ブランドがグローバルランキングに顔を揃えた。また、変革を意識してブランドを強化しているブランドも,ブランド価値の成長率が継続して高いことが伺える。Nintendo(10位,前年比+21%)及びSubaru(9位,前年比+12%)、Yamaha(27位,前年比+11%)などは,差別化要因を明確にすることで、ブランド価値の向上を達成した。

JBDBでは,NTT DOCOMOが8年連続の1位(前年比+3%)となり,以下SoftBank(2位,前年比-8%),au(3位,前年比-3%)と大手通信3社が上位3位を守りました。また, ZOZOTOWN(32位), MS&AD(36位)とH.I.S.(40位)の3つのブランドが初のランクインを果たしている。

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