2018-10-18

米国:商標「ZERO」登録の行方 - R. K. Dewan & Co.

最近米国では、コカ・コーラ社が文字「 ZERO」の独占的な使用権を求めて商標出願を行ったことで、ロイヤルクラウン社とドクターペッパー・スナップル・グループ 対 コカ・コーラ社の事件が起きた。
上訴をしたロイヤルクラウン社とドクターペッパー・スナップル・グループ(以下「ロイヤルクラウン」)もコカ・コーラ社はいずれも様々な飲料ブランドを販売しており、「 ZERO」はそれぞれの製品のカロリー表示や糖度を示すために使用している。
コカ・コーラ社は、「Sprite ZERO」、「Coca Cola Zero」、「Fanta ZERO」など「ZERO」を含むいくつかの商標を出願しており、消費者が「ZERO」だけでコカ・コーラ社のブランドとして識別していることから、「ZERO」を商標の要素として独占的にを使用できると強く主張した。米国特許商標庁は、コカ・コーラ社の主張を認めて「ZERO」の商標登録を認めた。
ロイヤルクラウンは米国控訴裁判所に控訴し、控訴裁判所は「ZERO」という文字は本質的に一般的な性質であり、排他的権利を付与することはできないとの判断を示した。さらに裁判所は、その一般性により一定期間に獲得された人気や独特の品質は登録要件に該当しないと述べている。
この結果、飲料会社は、文字「ZERO」をカロリーを示すために自由に使用できると推測される。

本文は こちら (ZERO!)