2018-11-30

EU:アップルとリンゴのロゴの類似 - Knijff Trademark Attorneys

商標の専門家でなくても、欠けたリンゴで構成されるロゴが問題になるかもしれないことを認識できるだろう。欠けたリンゴは世界で最も有名なロゴの1つであり、この商標の持ち主はこのロゴを保護するために積極的に戦っている。今回、イタリアの会社が欠けたリンゴのロゴを出願した時にも異議が申し立てた。

ロゴに対する異議申立で厄介なことは、異議の成功にはロゴ自体が非常に似ていなければならない。今回のケースで、EUIPO(欧州連合知的財産庁)は商標の外観的類似度は高くないとの判断を示した。しかし、このことだけで混同の虞を判断するには十分ではない。商標間に混同の虞があるかどうかを評価するためには、商品の類似度も関係する。今回は商品が完全に同一だったため、商標間の低い類似性を補うものになり、結果として混同の虞があるということで、アップルの勝利となった。

本文は こちら (Apple logo against apple logo)