2019-01-15

欧州:「b」と「d」は類似するか - Knijff Trademark Attorneys

時には訴える価値があることもある。最近の例では、アメリカのオーディオ機器ブランド、ビーツ・エレクトロニクスが、同一商品に使用される「D」のロゴに対する異議申し立てがある。EUIPO(欧州連合知的財産庁)は商標が類似するとの認識を示さなかったが、審判部は異なる見方を示した。審判部は、ビーツ・エレクトロニクスのロゴの本質的な特徴が、出願されたロゴにも表れていることを認めた。消費者はそれらがミラーロゴ(上下はそのままで左右を反転させたロゴ)と考えるかもしれない。一方が「B」で、他方が「D」という事実にかかわらず、類似性が優勢であり、商品が同一であることから、審判部は混同のおそれがあるとの結論に至った。これにより出願商標の登録は結局拒絶されることになったが、出願人にも上訴の道は残されている。

本文は こちら (Beats beats the D)