2020-10-07

オランダ:ラコステ・ワニに噛まれた小売チェーン - Knijff Trademark Attorneys

オランダのバラエティ・チェーンストアHEMAのワニの画像をあしらった子供服が、ファッションブランドのラコステの商標権を侵害したとして争われた事件は、2018年にハーグでの予備的救済訴訟において裁判所は、子供服にワニの画像を残すことができるとの判決を下したが、控訴裁判所はこれを支持しなかった。

これにより、HEMAはワニの付いた下着を販売することができなくなり、ラコステの訴訟費用(31,000ユーロ)の一部を負担しなければならなくなった。
ラコステは、HEMAが2018年春に子供用下着の販売を開始した数ヶ月後に、HEMAのチェーン店がワニをあしらった子供服を販売しているとしてHEMAを提訴した。

ちなみに、HEMAが他社ブランドの衣料品の模倣をしたとして告発されたのは今回が初めてではない。HEMAは以前にも、米国のリーバイスに440万ユーロ以上の損害賠償金を支払った事件もあった。ジーンズのバックポケットがリーバイスのものに似すぎていたのだ。 
また、HEMAは2014年にもワインメーカーのイルヤ・ゴート(Ilja Gort)に、ワインのラベルに描かれたチューリップを利用されたとして提訴され、HEMAは商品ラベルを変更することを約束した。 
© photo: Hema

本文は こちら (Bitten by a crocodile)