2020-12-17

日本:インターブランドジャパン、“Japan Branding Awards 2020”の受賞ブランドを発表

2020年12月16日、日本最大級のブランディング会社である株式会社インターブランドジャパンは、「ブランディング」を評価する日本初のアワード「Japan Branding Awards」を創設し、その第3回となる2020年度の受賞ブランドを発表した。

本アワードは、優れたブランディングを実行している組織(企業・団体、事業、製品・サービス)を評価し、その活動内容を紹介、社会に広く共有することで、ブランド戦略を展開する企業・団体のさらなる成長の支援を目的に創設されたもので、Japan Branding Awards 2020 受賞ブランドと活動概要は以下の通り;

Best of the Best:受賞ブランドの中で総合的に、特に優れた取り組み
*Hitachi
中期経営計画と同期したブランディングキャンペーンを推進し、日立が社会に提供する価値を伝える「社会イノベーション事業」のグローバル共通メッセージを開発した上で、日立グループ全社員30万人へのメッセージ浸透も同時に推進し、社内外コミュニケーションを強化した活動
*mä & më Latte
成熟化するヘアケア市場において、IでもYou でもないWeという第3の視点の新ブランド創出を目指すために、今日の社会変化が、家族の形をどう変え、その関係性に何が求められているのかを、チームワークで見事に紐解き、独自のポジションを確立した活動

Rising Stars:ブランディングを通じて著しい成長を収め、卓越したオリジナリティのある取り組み
*KIRIN naturals
日本人の健康的な食生活の習慣化を浸透させる」という大きな目的の達成に向け、企業としてのプロミス策定からスタート。その上で従来のビジネスモデルに囚われることなく、かつ自分たちの持つ提供価値を見直すことで、商品開発のみならず新事業・サービス開発を可能としたブランディング活動
*WORKMAN Plus
更なるビジネス成長を目的に掲げた「中期業態変革ビジョン」実現に向けた新業態ブランドの確立をお客様の声を聞き、向かい合うことで新ブランドの提供価値を明らかにしながら、これまでの社員の既成概念を打ち破りながら進めたブランディング活動

Winners:応募ブランドの中で優れた取り組み
*DAIKIN
激化するグローバル競争に勝ち残るために、これまでの「エアコンを中心とした会社」から「空気の新たな価値を協創する会社」へ中期経営戦略で企業ドメインを再設定し、日本からグローバルへ拡大を続ける社内外の浸透活動
*kikkoman
キッコーマン・グループの行く先50年の躍進を見据え、グローバル企業として、新たなコーポレートブランドの確立を目指し、キッコーマンの約束、コーポレートマーク、コーポレートスローガン、主要な商品群ブランドの約束・スローガンを策定し、コミュニケーション活動と事業での約束の実現を通して、新しいキッコーマン像を社内外に浸透する活動
*こだわり酒場のレモンサワー
お客様のお酒に対する嗜好・楽しみ方がこれまでとは大きく変化している中で、お客様が商品に対し本当に求めているインサイトを深掘りすることで明らかにし、家庭用・業務用それぞれのタッチポイントを最大限活用することで三位一体のブランディングを実現した新カテゴリー創出の活動
*TBS
従来のテレビ局のビジネスモデルの在り方や業界の慣習などを見直し、ブランディングを通じて映像に留まらない体験を提供する総合メディア企業を目指して、経営層と社員が一体となり社内の意識変革からスタートした活動
*Yamaha
ブランドを経営の重要なアジェンダに位置付け、ブランドプロミスの実践をグローバルレベルの全社活動として仕組み化することで、社内のブランドロイヤルティの向上と、社外への一貫したコミュニケーション発信を両立したブランド活動

プレスリリースは こちら