2021-11-20

日本:IP-RoBoがTM-RoBoの商標判定機能に「外観同時検索機能」を追加

株式会社IP-RoBoは、文字商標を入力して称呼類否判定を行う際に、漢字やアルファベット等による表記どおりの外観を含む登録商標等についても同時に検索する「外観同時検索機能」を開発し、商標調査を支援する人工知能サービス「TM-RoBo(ティーエム・ロボ)」にある「商標判定機能」の追加機能として、2021年11月15日より提供すると発表した。

これまでは、称呼判定と外観判定を同時に行うことはシステム的に難しかったため、分離観察されうる膨大な数の組合せ語の一つひとつについて、称呼と外観を別々に入力して調査するという煩雑な作業が必要であったが、今回リリースする「外観同時検索機能」により、1回の入力で全ての判定を完結させることが可能となった。

TM-RoBoは、2018年4月にリリースした特許庁、裁判所等の専門家の判断を機械学習した人工知能を利用して、専門家と同等レベルの精度で調査商標の登録可能性等を数値化して表示するシステムで、「称呼類否判定」、「類似群コード検索」、「称呼一括判定」、「商標判定」などの機能が提供されてきた。

「商標判定機能」では、漢字やアルファベット等を含む外観どおりの商標を入力すると、分離観察されうる全ての組合せ語候補を自動で判定したうえで、各組合せ語候補について、要部認定の可能性(TMC)と称呼類似度(TMR)とともに、登録可能性等の指標(TMS)を数値化していたものが、今回リリースする「外観同時検索機能」では、特段の入力等をすることなく、上記の判定に加えて、分離観察されうる全ての組合せ語について、漢字やアルファベット等を含む外観そのものを含んだ登録商標等が存在しないかを検索し、判定結果を表示する。

プレスリリースは こちら