2022-04-15

米国:カティ・ビダル氏がUSPTOの新長官に就任

4月13日、米国特許商標庁(USPTO)は、カティ・ビダル(Kathi Vidal)氏を新しい商務次官(知的財産担当)兼USPTO長官として迎えたと発表した。ビダル氏は、世界最大級の知的財産庁であるUSPTOを指導・監督すると共に、国内外の知的財産政策に関してバイデン大統領とジナ・レモンド商務長官のアドバイザーを務める。 

レモンド商務長官は、「カティ・ビダル氏のリーダーシップと専門知識は、米国の起業家を保護し、力を与えるというUSPTOの使命遂行に役立つだろう」とし、「今や、これまで以上に、より多くの革新者に機会を与え、技術的、科学的、商業的革新における米国のリーダーシップを再構築する必要がある。カティの豊富な技術的背景と数十年にわたる特許の経験から、米国特許商標庁は多大な恩恵を受けると確信している」と述べている。

ビダル新長官は、「米国のイノベーション機関に加わることに興奮している。13,000人を超える職員は、世界で最も才能があり尊敬を集めており、彼らと協力して、主要な技術や包括的なイノベーション、起業家精神を通じて、より多くのアイデアを実現できるようになれば、これほど嬉しいことはない」と述べている。ハーシュフェルド前USPTO長官代行は、ビダル新長官の要請により、副長官が任命されるまで副長官代行を務めることになる。ハーシュフェルド氏は先日、今夏に公務を離れると発表している。 

ビダル新長官は、ゼネラル・エレクトリック社とロッキード・マーチン社でシステムおよびソフトウェア設計エンジニアとしてキャリアをスタートし、Fish & Richardson 法律事務所では経営委員会のメンバーを務めた。直近は、Winston & Strawn 法律事務所のマネージングパートナーおよび経営委員会メンバーとして、米国連邦地方裁判所および国際貿易委員会において特許訴訟に深く携わり、トップクラスの訴訟弁護士として多くの賞を受賞し、米国を代表する裁判弁護士で構成されるLitigation Counsel of Americaにも選出された。

本文は こちら (USPTO Welcomes New Director Kathi Vidal)