2018-04-03

日本:人工知能が商標の類否を判定し商標登録の可能性を数値でお知らせ!

株式会社IP-RoBo(以下IP-RoBo)はエクスウェア株式会社(以下エクスウェア)と共同で、人工知能が特許庁に既に出願・登録済み商標との類似度を判定し商標登録の可能性を判断するサービス「TM-RoBo(ティーエム・ロボ)」の試験サービス(クローズドβ版)を2018年4月4日(水)より開始すると発表した。
本サービスは2018年4月4日に東京ビックサイトで開催される「AI・人工知能EXPO」にてエクスウェアのブース(東3ホール【2-31】)にて展示する。

特許庁が提供している特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)では、出願・登録済みの商標の検索はできるものの、類否に関する情報の提供は十分とは言い難く、今回、商標の類否判定におけるノウハウを人工知能(AI)で、出願・登録済み商標との類似度を数値化するのに成功した。

TM-RoBoは、商標の専門家である弁理士、弁護士と、人工知能(AI)に関する開発経験を豊富に持つAIエンジニアが共同して開発したサービスで、任意の2つの商標を入力すると、両者の類似度を数値化して表示する。また、権利取得したい商標を入力すると、特許庁に出願・登録済みの商標から一定の関係にある商標を抽出したうえで、これらの商標との類似度を数値化して表示するとともに、権利取得したい商標の商標登録の可能性を百分率で表示する。TM-RoBoの人工知能(AI)は、過去の審決の情報や専門家のノウハウ等を独自の手法で機械学習させることで、高い精度での類否判定を行う。

■「TM-RoBo」の機能
類否判定機能:任意の2つの商標を入力することで、人工知能が2つの商標の類似度を判定する。例えば、権利取得したい商標と気になっている登録商標を入力すれば、ピンポイントでの類否判断が可能。

登録可能性判定機能:権利取得したい商標と権利取得したい指定商品、指定役務に関する類似群コードを指定することで、特許庁に出願・登録されている全商標から関連性の高い商標を抽出したうえで、権利取得したい商標とそれらの商標との類似度を判定し、商標登録の可能性を百分率で表示する。

フィードバック機能:商標専門家にのみ提供される機能で、人工知能の判断結果に対する見解を入力することで、追加学習を行い、人工知能の判定の正確性を更に進化させていく。(試験サービスでは未提供)

専門家マッチング機能:商標専門家と一般ユーザ向けの機能で、類否判定の結果に応じた商標の専門家とのマッチングを行う。(試験サービスでは未提供)

レポーティング機能:TM-RoBoを活用して類否判定した結果をPDFでダウンロードすることができる。(試験サービスでは未提供)

類似群コード提案機能:権利取得したい商標の対象となる商品やサービスを入力することで、類似群コードの候補を表示する。(試験サービスでは未提供)

TM-RoBo試験サービスは、2018年4月4日 〜 2018年6月末(予定)の期間、ユーザー登録することで無償で利用できる。
Webサイト:http://www.tm-robo.com/

プレスリリースは こちら (ValuePress)