2019-08-29

米国:キャラクター商標「アンクル・サム」の場合 - Novagraaf

USPTO(米国特許商標庁)は、アンクル・サムの図形の商標登録をキャラクターの著名性と文化的重要性を理由に拒絶した。Theo Visserが解説する。
アンクル・サムのキャラクター(左図)は、1917年にジェームズ・モンゴメリー・フラッグによって軍隊の募集ポスターで使用するために描かれたものだ。その人気のキャラクターは、白く長い髪、白いひげ、星柄のシルクハットによって簡単に認識でき、米国の愛国心の重要なシンボルと考えられている。

それにもかかわらず、ドイツにあるスポーツ用品の小売業者であるUncle Sam GmbH(アンクル・サム社)は、食品を含む分野でアンクル・サムのロゴ(写真右)の保護を目的に、米国を指定して国際登録を申請したが拒絶された。アンクル・サム社はこの査定を不服として審判請求した。

商標登録の障害
アンクル・サム社は、画像の使用は、広告目的で長い間使用している画像と一致していると主張し、審判部もこれは認めたが、商標の機能は商品やサービスの出所を区別することであるため、アンクル・サムの画像は商標として機能しないと判じた。画像はさまざまな商品やサービスを宣伝するためにとても広範囲に使用されているため、本質的に登録できないほど一般的になっているとした。
アンクル・サム社が主張しているように、米国でアンクル・サム以外にも自由の女神やモナリザなどの有名なキャラクターの幾つかがすでに商標登録されている。審判では、キャラクターの著名性と文化的重要性を理由に拒絶したため、この議論に触れられなかった。

本文は こちら (Registering character marks: The case of ‘Uncle Sam’)