2016-11-10

インドネシア:商標法、オフィシャル・フィーの改定- by Tilleke & Gibbins

インドネシア政府は本年11月10日より特許と商標のオフィシャル・フィーを値上げすることと、本年11月24日に改正商標法が施行されることを発表した。
商標のオフィシャル・フィーは、これまでの商標出願の指定区分数と指定商品・役務の数によるものから、改正後は指定区分あたりの料金となり、1区分=200万IDR(インドネシアルピア:1円=0.01IDR)となる。更新費用は更新期限前6か月以内で250万IDR、期限後6か月以内で400万IDRとなる。

改正商標法の主な変更点は以下の通り;
1.これまで異議申立て申請は実体審査後であったものが、改正後は形式審査後で実体審査前になる。公告は形式審査後となり実体審査後には公告されない。
2.これまで登録後でないと譲渡できなかったものが、改正後は出願中であっても譲渡ができるようになる。
3.これまで更新手続きが可能なのは更新期限前12か月以内であったものが、改正後は更新期限前6か月前から更新期限後6か月後までとなる。
4.改正後、新しいタイプの商標として立体商標、音商標、ホログラム商標が登録可能となる。
5.改正後、商標権侵害の刑事罰の量刑が引き上げられる。

本文は こちら  (Client Alert: Increase in Official Fees for IP Registration in Indonesia)