2016-11-11

社名を付けても万能に非ず- by Knijff Trademark Attorneys

frozen商標出願の担当者にとって、EUで使用可能な商標を見つけるのにとても苦労することがある。特に造語ではない既存の単語を利用しようとすると、EUではしばしば登録商標として見つかることがある。
ちゃんとした商標調査をすれば事前にリスクを分析して報告してくれるので、調査結果を見て出願商標形態を調整すれば長い異議期間を避けることもできる。ただ調査結果が利用できない商標で一杯ということもある。
大企業によっては商標権保護の観点からも困難さがある。国によって商標を変えることは本意ではないだろう。企業名を追加して顕著性を増そうとする方法もあるが万能ではない。最近も’Disney FROZEN(アナと雪の女王の原題)’ が異議を申立てられた。申立てを行ったのはイタリアの商標権者で衣料の分野で ‘FROZEN’ を登録していた。結果、異議申立ては認められ、ディズニーに勝利した。ディズニーにとって幸運だったのは、ほかの分野での商標登録が認められたことか。

本文は こちら (Disney’s application frozen)