インド、ケーララ州にあるBiowin Agro Research社(以降、Biowin社)は、“WAYANANDAN”を29類と30類でインド特許庁に商標出願した。当該商標はBiowin 社やワイナード県の社会事業で、オーガニック認定プログラムの価値向上に使用される予定になっている。このオーガニック認定は小規模の農家に与えられる。当該商標の権利者はBiowin社で団体商標や証明商標ではなく通常の商標であるため、Biowin社が小規模農家の権利を守るためとしているのがうわべだけではないかと心配の種ともいえるのだが、この商標出願は地域共同体の期待の星となっている。なぜならば、これにより法制度やビジネスに馴染みのない人々の権利保護と法律の力とを結び付けることができるからだ。この出願が農家の知的財産権保護に大きな役割を果たし、他のインド国内の農業団体に対して有益な例となることが期待されている。
大規模な組織や民間企業が小規模農家や組織化されていない生産者の領域侵犯を加速してきたとき、このような標章があればブランドの商品価値を最も高めることができる。ブランドが市場でより大きなポジショニングを獲得し、認知度を向上することによって、国内市場に “WAYANANDAN” 標章を付した商品が並ぶことが意図されている。
本文は こちら (Get Up, Stand Up: Farmers Collective Applies for Trademark “WAYANANDAN)