2017-01-08

インド: PayPal vs Paytm 商標紛争 - Knijff Trademark Attorneys

グローバルに電子メールアカウントとインターネットを利用した決済サービスを提供する米国の企業 PayPal(ペイパル)社は、インド最大のモバイルコマースプラットフォーム企業 Paytm 社に対して、PaytmのロゴがPayPalのロゴに色彩的に類似するとしてインド商標局に異議を申立てた。
PayPalは、Paytmが自社のユーザーベースを広げるために、世界的に著名なPayPal ブランドにただ乗りしたとしか思えないとし、’Paytm’ の語頭’pay’ に深めの青色を、うしろの ‘tm’ に薄い青色を配色しているおり、また両商標とも語頭は’pay’ で、語長も近く、PayPalの青二色のロゴを全体に使用したと指摘している。商標の類似では語頭の類似が第2シラブル以降の類似より重要と言われている。Paytmに対するPayPalの動きは、インドが高額紙幣を廃止したことを追い風に急成長を遂げている Paytm が毎日50万以上の新規ユーザーを獲得するようになってからのタイミングであったため、Paytmの勢いを削ぐことにもなるとみられている。PayPalは当該商標を1999年より登録・使用している。

 

 

本文は こちら (Someone’s gotta pay)