2017-02-08

米国:「カイリー」商標紛争、勝ったのはカイリー・ミノーグ

オーストラリアのシンガー・ソング・ライターで女優のカイリー・ミノーグは、米国のファッションモデルで女優のカイリー・ジェンナーと「カイリー」商標についての争いに勝利した。

カイリー・ジェンナーは、2015年4月にUSPTO(米国特許商標庁)に「カイリー(Kylie)」を商標出願し、カイリー・ミノーグのマネジメント会社、KBDが異議を申立て、認められた。 カイリー・ジェンナーはUSPTOの決定に対して出訴するものと見られている。

KBDは、「カイリー(Kylie :2006年、2013年登録)」のほか「カイリー・ミノーグ・ダーリン(2007年登録)」、「ラッキー - ザ・カイリー・ミノーグ・ミュージカル(2013年登録)」、「カイリー・ミノーグ(2008年、2016年登録)」などの商標を保有している。カイリー・ミノーグは1996年以来、kylie.comのドメイン名を所有している。一方、カイリー・ジェンナーは「カイリー・ジェンナー(2013年、2014年登録)、「ケンダル&カイリー(2013年、2016年登録)などの商標を保有している。

通常、一般の市民は自身の名前を商標登録することはできないが、有名人はその名前が「セカンダリー・ミーニング(二次的意味)」を獲得した場合、特定の商品や役務と関連付けて商標を取得することができる。エンタメ・ブランドである有名人は、エンタメを指定してその名前を商標として登録することができる。