2017-03-28

米国:「The Walking Dead」レストランの商標使用差止請求 - Knijff Trademark Attorneys

「The Walking Dead(ウォーキング・デッド)」 というレストランで食事をしたいだろうか?多くのゾンビファンには興味深いかもしれないが、米国のマンガ作家ロバート・カークマン(Robert Kirkman)にとっては面白いものではなかった。カークマンはレストランに対して商標の使用差止めを求めた。

フィリップ、スティーブン、アンナ・テオドローは、評判の高いテレビドラマ・シリーズにも、著名な漫画シリーズにも、いずれのウォーキング・デッドとも何の関係もなかったが、シリーズの成功を利用することを思いついたのだろう。テオドローは、「葉巻、Tシャツ、レストラン・サービス、化粧品」を指定して、幾つかの「THE WALKING DEAD」商標を登録し始めた。それに気付かなかったカークマンが、商標のハイジャックを阻止するため、この度訴訟を起こした。

カークマンは訴訟において、テオドローが「THE WALKING DEAD」商標を取って、「THE WALKING DEAD」という名前のレストランをオープンするビジネスプランを開発した不法な侵入者であり、商標権の侵害者であるとし、違法行為を止めたいとしている。

ウォーキングデッド・コミックはシリーズで1,200万ドル以上の収益を上げており、ライセンス収入は580万ドルを超えている。これにはテレビ番組が生み出した収益を含んでいない。

カークマンは、ゾンビ接客係のいるレストランを開く予定はないが、「The Walking Dead(ウォーキング・デッド)」ファンの客が、当該レストランをカークマンからライセンスを供与されているか、提携していると信じる虞が高いと考えている。実際はそうではないのに...

本文は こちら (The Eating Dead)