2017-04-20

EU:バンド名「ディープ・パープル」、商標紛争の行方- Knijff Trademark Attorneys

バンド名「ディープ・パープル(DEEP PURPLE)」は所有者は誰なのだろうか?「ディープ・パープル」のバンド名は、バンドの元ギタリスト、リッチー・ブラックモアが好んでいたジャズの曲名に因んだものだった。ブラックモアは1993年にバンドを去ったが、20年後にヨーロッパでこの名前を商標出願した。今のバンド・メンバーのイアン・ペイス(Ian Paice)は、この商標に対して異議を申立て、法的な争いが続いている。

実際このバンド名に関してはあまり配慮されていなかったことは明らかで、商標登録はなかった。そのためペイスはパッシング・オフを主張した。しかし、名前の所有者を考えるとバンド自身のように思われるが、ブラックモアは1993年脱退し今のバンド・メンバーではない。

もし「ディープ・パープル」が商標として登録されていれば、誰が所有者であるか明らかになっていただろうし、後願商標に異議を申立てることもはるかに簡単だ。商標保護はバンドやDJにとって非常に重要で、あとあと元のバンド・メンバーとの紛争を防ぐこともできる。名前を商標出願するときには、誰が所有者であるべきかを注意深く考えたほうがよい。

本文は こちら (Who owns Deep Purple?)