2017-05-26

中国農業植物新品種の権利付与数が8000件超 - CCPIT

4月12日に農業部科学技術発展センターが主催した中国植物新品種保護条例公布20周年フォーラムの情報によると、品種権の保護が強化され、中国農業植物新品種の出願数が年々増えており、昨年末には、中国農業植物新品種の出願数が1.8万件を超え、権利付与は8000件を超えた。

植物新品種は農業生産の重要な生産資源であり、現代種苗業を発展させ、農業発展の主導権を握る上でのキーポイントでもある。1997年3月20日に「中華人民共和国植物新品種保護条例」が公布され、中国植物新品種保護制度が創設された。関連規定によると、中国の農業植物品種の保護期間は権利が付与されてから15年である。

農業部は次の段階で植物新品種保護条例の改正を推進し、独創的イノベーションのある新品種に対する保護の強化、保護範囲の拡大、保護期間と保護チェーンの延長、審査測定フローの規範・最適化、権益保護と法律執行の度合いの強化等の措置を通じて、植物新品種の保護レベルを全面的にアップさせる計画である。

また、植物新品種の保護範囲が一層拡大されることになる。中国は保護請求された品種についてリスト制を実施している。農業部はすでに10回にわたって計138の植物種属を含む保護名簿を公布したが、まだ市場の需要を十分に満たしていない。現在11回目の保護リストの募集作業が進んでおり、目標は優れた緑色(注:安全・無公害)専用品種、地方特色品種等の関係産業、市場、公衆の切実な需要を満たす品種を保護範囲に入れることである。