2017-06-20

インド:著名商標認定申請のためのガイドライン - Chadha & Chadha

商標規則2017年の導入後、商標登録局は著名商標認定のためのガイドラインを発行した。申請には以下の書類を必要とする。
*商標の権利と著名性を主張する陳述書 
*申請者の権利と著名性を主張するサポート資料
*商標の使用証拠
*取得した商標権
*正式に裏付けられた該商標に基づく出願者の年間売上高
*該商標を付した商品・サービスの顧客数(潜在顧客を含む)の証拠
*該商標を使用したプロモーション及び広告と使用した費用負担に関する証拠
*インドと海外の関連する公衆の該商標に関する知識と認識の証拠
*該商標に関する権利行使の成功事例、インドの裁判所又は商標登録局による該商標の著名商標としての認定と裁判記録のコピー
 
登録局は、申請書と共に手数料(1,00,000インド・ルピー:約172,700円)を受理した後、提出された書類をもとに審査を行う。
 
登録局は審査終了後に申請商標を公開し、第三者による異議を受け付ける。異議を申立てる場合、該商標が著名商標と認定されるべきではない理由を書面にしてサポート資料と共に提出する必要がある。提出資料のコピーは法定期限内に応答のため申請者に送付される。
 
著名商標として認定されると、商標公報(Trade Marks journal)で公告され、登録局のウェブサイトの著名商標リストに掲載される。以前の著名性認定は登録官と裁判所の裁定によってのみ可能であったが、新たな制度により著名性認定までの時間も経費も少なくて済みそうだ。 
もし潜在的著名商標の所有者であれば、まず証拠資料を集めて専門家に助言を求めのがよいであろう。

本文は こちら (India: Trade Marks Registry Issues New Guidelines for Declaration of Marks as Well Known)