ドイツのスポーツ用品会社アディダスは、アート・バーゼルの商標権を侵害したとして提訴された。申し立てによると、アディダスはアート・バーゼルの商標を付したスニーカーを少なくとも1,000足意図的に流通させた。
アート・バーゼルは、スイスのバーゼル、米国のマイアミビーチ、香港で毎年開催される世界有数の現代アートフェアである。この著名なアートフェアで、イベント・パートナーは、アート・バーゼルの商標を有価約因として独占的に使用することを定期的に許可されている。BMW、オーデマピゲの時計、ダビドフ(Davidoff)の葉巻などがそのパートナーとなっている。アディダスはパートナーではなかったのだろうか?
とはいえ、2016年アディダスは、「アート・バーゼルの同意を得ずに、あるいは同意を求めることもなく」、アート・バーゼル商標を不適切に使用したEQTスニーカーを販促に利用した。アート・バーゼルによれば、これはアディダスが故意にアートフェアとの関係を装い、パートナーやスポンサーか何かであるように見せかけたものだ。訴訟について尋ねられたアート・バーゼルの広報担当者は、単に「不満は、はっきりしている」と答えた。
Source: The Fashion Law
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