2017年の年間グローバル・イノベーション・インデックスが6月15日に発表された。このインデックスは、世界知的所有権機関(WIPO)が、コーネル大学、欧州経営大学院(INSEAD)と共同で発表しているもので、政治環境、教育、インフラストラクチャー、ビジネスの洗練度などの幅広い分野で世界127ヵ国のイノベーション力をランキング化したものだ。
グローバルランキングでは、1位はスイス(前年1位)で、2位はスウェーデン(前年2位)、3位はオランダ(前年9位)、4位アメリカ(前年4位)、5位イギリス(前年3位)の順で、アジアで最も順位が高かったのはシンガポールの7位(前年6位)。日本は昨年の14位(前年16位)で、アジアでシンガポールに次ぐ順位であった。
WIPO事務局長フランシス・ガリは、「イノベーションは知識ベースのグローバル経済における経済成長のエンジンであるが、人間の創造力や経済活動を高めるためには、より多くの投資が必要とされる。イノベーションによって現在の経済上昇基調がより長期の成長に結びつく」と述べている。
プレスリリースは こちら (Global Innovation Index 2017)