シリアル食品の大手ケロッグは、オーストラリアのテニス選手タナシ・コキナキスのニックネーム「Special K」商標の登録に対して異議を申立てた。
ケロッグは、自社にとっての特別なシリアル食品ブランドを守るため、1955年以来オーストラリアで「Special K」の商標登録を受けている。
ケロッグは、多くのオーストラリア人に愛されている強力で象徴的なブランド「Special K」を守ろうと決意している。しかし問題は、このブランドの強さにかかっている。
ケロッグの登録商標の指定商品が、朝食用及びその他シリアルであるのに対して、コキナキスは、スポーツウエア、テニスラケット、スポーツコーチング、スポーツコンサルタントなどを指定して商標を出願した。
ケロッグは、テニス選手による「Special K」の使用がケロッグ・ブランドの評判に有害であることを証明しなければならないが、ハードルは高そうだ。