権利侵害となる貨物の輸出入不法行為を厳しく取り締まり、企業が直面している権利侵害の悩みを着実に解決するため、全国の税関が三ヶ月にわたり、「龍騰」という名称の知財権優位輸出企業に対する知財権保護キャンペーンを実施している。それに先立ち「龍騰」キャンペーンの準備会議が青島で行われた。税関総署政策司法司の楊宗仁司長は、今後全国の税関は法執行に力を集中し、知財権侵害となる不法輸出入を行う企業を厳しく取締り、中国企業の「海外進出」に強力な知財権保護支援を提供すると述べた。
キャンペーン期間中、税関は「龍騰」キャンペーンの重点企業の知財権を侵害する行為に対してさらに厳しく取締まり、知財権刑事犯罪の疑いがある場合、法に基づいて公安機関に通報し、その刑事責任を厳しく追及する。また、「龍騰」キャンペーンの重点企業がさらなる民事司法保護を求める場合、各地税関が支援する。
統計データによると、全国の税関は2013年に輸出入段階で40697万点の商品、15.5億元相当の権利侵害品を11万回押収し、62の国及び地域における2100余りの権利者の合法的権益を保護した。現在までに税関総署で届出登録した中国企業の知財権は18000件余りであり、登録総数の55%を占めている。