2017-10-18

中国:商標登録出願審査期間および悪影響のある商標に対する規制を強化 ー UNITALEN

  中国商標登録出願数が急速に伸び続けるのに伴い、商標の審査期間が社会各界から注目されてきている。国家工商総局商標審査協力センターは、これまでの作業体制を堅持した上で、最近『商標審査協力センター 商標登録出願審査期間及び悪影響のある商標に対する規制措置」(以下、『措置』)を発表した。これにより、審査期間を厳しくチェックし、悪影響のある商標に対して事前、事中および事後の監視・規制を強化することにより、制度の面から、審査期間を規制・短縮し、さらに商標審査の質を一層引き上げることに保障を提供した。

  商標出願人による商標登録証の取得をより迅速化するため、2013年の改正『商標法』では審査期間を明確に規定した。新法施行後、商標審査機関は一連の措置を講じ、審査期間内の審査完了の厳守を確保している。今年は商標利便化改革を深化させる年であり、改革の奏功に伴い、通年の出願数は500万件を突破すると予想されている。より良いサービスを出願人に提供し、高い品質と効率で商標審査業務を遂行するため、商標審査協力センターは『措置』を制定・通達した。

  商標登録出願審査の審査期間の統制を強化する面で、『措置』は審査の事前計画を合理的に統括策定すること、進捗を追跡し、審査期限の早期警戒を実行すること、責任を強化し、審査過程の監視を強めることを要求している。さらに、審査担当者が『商標審査協力センター 商標登録出願実体審査業務に関する暫定規定』を厳密に執行し、各審査部門・部署責任者の管理職責をより一層強化することも要求している。悪影響のある商標の規制強化の面では、『措置』は形式審査段階で予め警戒し、実体審査段階で重点的に規制して、センターでの品質検査段階で厳しくチェックを行うことにより、応急処理体制を確立するよう要求している。また、執行力を確保するため、処罰の強化についても詳細に規定している。

  説明によると、『措置』の執行力、徹底性を確保すべく、商標審査協力センターは統制指導グループを設立し、弁公室をその下に設置して、日常の管理統制業務の実施に当たらせているとのことである。(出典:国家工商総局商標局ウェブサイト)

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