一般社団法人日本色彩研究所が主催する、色彩と知財をテーマにしたセミナーが2017年11月10日(金)に東京で開催される。
『カラーブランディングと商標』と題したこのセミナーは、①色と商標と知的財産、②色知財を扱う人に必要な色の知識、③ブランド戦略におけるデザインと色彩の可能性、の三部構成となっており、知的財産の価値を高める方法を検討するのに加えて、色彩のみからなる商標の出願を行う際にも役立つ内容となっている。
①色と商標と知的財産では、川上和秀氏(株式会社サンビジネス/弁理士)が、平成27年度の特許庁委託事業で「新しいタイプの商標審査に関連した色彩に関する調査研究」を行った経験を元に、どうすれば色彩が商標として、「商品・サービスの識別に役立つか」、「企業の差別化に役立つか」について、審査経過からみる登録のポイントなどを解説する。
②色知財を扱う人に必要な色の知識では、製品や商標などの色を検討するときや、出願するときに知っておくべき、色に関する重要なポイントについて、名取和幸氏(一般社団法人日本色彩研究所/理事)が解説する。
③ブランド戦略におけるデザインと色彩の可能性では、井口博美氏(武蔵野美術大学/教授)が戦略的デザインマネジメントの観点から色彩に関わる商標登録の難しさと今後の可能性を検討するために美大の教育現場から問題提起を試みる。
会期:2017年11月10日(金) 10:00~16:30
開場:日本色研事業株式会社 東京都千代田区麹町4-7-5麹町ロイヤルビル2F
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