三井物産株式会社(三井物産)は、欧州の知財総合サービス大手のNovagraaf Group B.V.(Novagraaf:本社オランダ、アムステルダム)と資本業務提携したと発表した。
Novagraafはアジアで40年以上にわたり事業を展開しており、日本と中国の顧客には専用の現地サポートを提供していた。三井物産は2013年から主に企業や大学の知財活用による収益化に取り組んでいるが、知財の継続的な創造と利活用の重要性は一段と高まってきており、今回の資本業務提携で、同社サービスの日本市場での展開により知財のライフサイクルにわたる総合サービスの提供を一層加速させる。
Novagraafは、設立以来約130年にわたり欧州をベースに、世界各国・地域で総合的な知財サービスを提供しており、三井物産はNovagraafが有する機能とグローバルネットワークを活かし、知財戦略の策定・権利化はじめ維持管理といった高度な専門的サービスから、企業や大学など顧客が保有する知財の有効活用や新たな価値創造の展開まで、シームレスな知財総合サービスを提供し、オープンイノベーションの推進に貢献することを目指している。提携の一環として、Novagraaf KKが設立され、Novagraaf JapanのマネージングディレクターとしてArjen van Blokland氏が就任する。