2018-01-05

中国:「墻錮」商標権侵害紛争事件、二審で賠償金600万元を獲得 ー UNITALEN

 北京市集佳律師事務所(以下、「集佳」)の張亜洲弁護士と李科峰弁護士が美巣集団股分公司の代理人として、北京秀潔新興建材有限責任公司、王暁亮氏を訴えた商標権侵害紛争事件について、北京市高級人民法院はこのほど、北京秀潔新興建材有限責任公司が「コンクリート表面処理剤」において「墻錮」商標を使用し、美巣集団股分公司の商標権を侵害したとの二審判決を下し、権利侵害者が侵害行為によって得た利益により賠償額を確定するという集佳の弁護士の請求を受け入れ、疑義侵害行為の事由、権利侵害者の主観的な悪意などの多方面の要素を総合的に配慮し、この事件の権利侵害者に美巣集団股分公司の経済的損失および合理的支出の合計人民元600万元の賠償を命じた。

  この事件において、美巣集団股分公司は、高品質の内装建材製品の生産、販売を手がける著名企業である。1996年に設立されて以来、高品質の製品と万全なアフターサービスを保証し続け、好ましい企業イメージと評判を樹立し、業界において非常に高い知名度を有する。長年にわたり、美巣集団股分公司の「墻錮」ブランドのコンクリート表面処理剤は、その高い品質、先進的な技術により、発売以来、需要者から広く評価され、非常に高い知名度を得た。

  まさに美巣集団股分公司の「墻錮」コンクリート表面処理剤の優れた評判のために、業界の一部メーカーが違法リスクを冒し、「墻錮」の名義で同類製品を生産、販売し、需要者が購買時に困惑、混同が生じるようになった。多方面の権利保護策で効果が出せなかったため、美巣集団股分公司は最終的に、集佳に委託して民事訴訟を通じて権利を維持することを決定した。

  集佳は依頼を受けた後、専門の弁護士を派遣し、この事件の関連事実について全面的な分析を行い、委託者に周到かつ慎重な代理案を提供した。また、この事件の一審、二審の3年余に及ぶ権利保護期間において、証拠の準備、観点の整理、製品性能の専門知識に対する研究、関連事件および理論などの面で、周到かつ詳細な準備を行い、最終的に好ましい権利保護の結果を得た。

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