2018-01-31

米国:不機嫌な猫が知財で大儲け - Knijff Trademark Attorneys

ソーシャルメディア上で大流行したグランピー・キャット(Grumpy Cat)は、著作権侵害訴訟で75万米ドルを獲得した。グランピー・キャットは、その不機嫌そうな表情でネット上にセンセーションを起こしたネコとして知られているが、飼い主のために大金を稼いだことになる。

グランピー・キャット、本名はTardar Sauce、その不機嫌そうな顔が可愛いと瞬く間に人気者としてネット上を広がっていった。ネコの人気は、クリスマス映画やテレビ番組への出演やぬいぐるみや衣服を含む幅広い商品に及んだ。 

Grumpy Cat Limitedはグランピー・キャットの会社で、米国のコーヒー会社Grenadeがネコのイメージの使用に関する契約に違反したとして提訴した。2013年にGrenadeの経営者は、グランピー・キャットの顔を付けた「グランプチーノ(Grumppucinos)」というアイスコーヒー飲料を提供するために15万米ドルの契約を締結した。Grumpy Cat Limitedは、法廷において、Grenadeがグランピー・キャットの顔を付した焙煎珈琲とグランプチーノTシャツの販売を始めたことで、著作権と商標権があからさまに侵害されたと主張した。

米国の裁判所はネコの側に付き、Grenadeに75万米ドルの損害賠償を命じた。
これで、ネコは今までにも増して金持ちになったわけだが、何故か今でも不機嫌そうだ。

本文は こちら (Grumpy cat wins €613.000,-)