2018-02-05

中国:2018年末までに商標登録審査期間が6ヶ月以内に短縮 ー CCPIT

11月23日に北京で開催された国家工商総局の説明会によると、同局は先頃発表した『商標登録の利便性改革を深化し商標登録の効率を確実に向上させることに関する工商総局の意見』(以下、『意見』という)にしたがって、2018年末までに商標登録審査業務期間を8ヶ月から6ヶ月に短縮し、商標審査期間をさらに縮めるという。

商標登録出願数の急増に応じて、審査業務期間をさらに短縮するため、『意見』に従って、2017年末までに商標登録出願の受理通知書発行期間を3ヶ月から2ヶ月に、商標登録審査期間を9ヶ月から8ヶ月に短縮したことを踏まえて、2018年末までに商標登録出願の受理通知書発行期間を2ヶ月から1ヶ月に、商標登録審査期間を8ヶ月から6ヶ月に、商標譲渡の審査期間を6ヶ月から4ヶ月に、商標の変更、更新の審査期間を3ヶ月から2ヶ月に、商標検索のブラインド期間を3ヶ月から2ヶ月に縮める予定である。

国家工商総局商標局の崔守東・共産党委員会書記、副局長の説明によると、運用している商標オンライン公告システム上で、2017年末までに、商標初歩査定後一週間以内に初歩審査の公告を掲載する予定である。全体的には商標出願提出から商標登録証発行までの期間が1~2ヶ月短縮される。2019年に商標公共サービスの全面電子化システムが構築完成する予定である。

また、商標権利確認期間をさらに縮めるため、国家工商総局は、異議申立の法的期間を3ヶ月から2ヶ月に、証拠補充期間を3ヶ月から2ヶ月に短縮する案も検討している。

統計データを見ると、2016年の中国の商標登録出願数は369.1万件であるが、2017年に商標登録出願数が500万件を上回る可能性があると予測されている。2017年3月末現在の中国商標は、出願数が累計2293.1万件、登録数が累計1514.5万件、有効登録数が1293.7万件である。