2018-04-26

インド:「ZENSAR」の行く手に不正使用を発見 - R.K.DEWAN & Co.

著名商標の認定を得るための商標プラクティスは、争うことで認定のための推進力を得ることであった。以前は、著名商標の認定は、管轄裁判所または商標登録局のみで可能であった。そのため、商標権者は商標の使用を防ぎ著名標章の宣言を受ける目的で、不正な第三者に対して、民事訴訟/異議/補正を開始することが多い。著名商標の認定を取得する新しい手段は、商標規則2017年で導入された著名標章の認定を求める申請のガイドラインに基づくものである。

最近、インド西部のマハラシュトラ州にあるプネーに拠点を置くIT企業、Zensar Technologiesは、自社の登録商標「Zensar」を不正に使用しているとして、Zensar Media PvtZensar Suppliers Pvt Ltd.Zensar Mercantile3社(以下、被告)を別々に提訴した。この訴訟で、被告である3社による商標「ZENSAR」の不正使用が侵害にあたると裁定されたが、これは、商標「ZENSAR」の使用が、3社が提供する商品・サービスの出所について消費者に誤認混同を生じさせる虞があるとされたからだ。また、被告がそれぞれに使用した標章「ZENSAR」は、Zensar Technologiesの登録商標と同一であったため、ダイリューションを引き起こす虞も指摘された。Zensar Technologiesは、弁護団を通じて、召喚状のコピーを被告に送達したことを提示したが、結局被告が地区判事に出頭することはなかった。 

の問題は、Zensar Technologiesの弁護士から提出された証拠と陳述を、プネー地方裁判所の判事が詳細に審理し、3つのケースのすべてにおいて、被告またはその関連会社、代理店が商標「ZENSAR」を使用することを永久に差し止める原告有利の判決を行った。また、商標「ZENSAR」について著名商標を認定した。Zensar Technologiesの代理はR.K. DewanCo.が行ったが、ZensarのようなインドのIT企業は世界的に有名であるため、知的財産権の侵害や違反行為に対して用心深いことが不可欠だ。企業の人気が高まるにつれ、模倣者の数も増加するため、公衆やビジネス上での混乱を防ぐために、定期的な市場調査が必要であることはよく理解できる。

本文は こちら (Going ‘Zen’