国家知識産権局商標局の陳文彤副局長は4月26日、先頃公布された『商標登録利便化改革三ヵ年推進計画(2018-2020年)』に従って、中国の商標登録審査周期を2018年末までに6ヶ月に、2020年には4ヶ月以内に短縮すると述べた。
社会全般の起業・革新活力と商標意識の継続的な高まりに伴い、ここ五年間、中国商標登録出願数は年平均29%の成長率で増加し、2017年の商標登録出願数は同期比55.7%増の574.8万件に達した。商標の膨大な既存数と増加数は、商標登録管理業務にさらに高い要求を突き付けている。
2016年以降、中国の商標登録の利便化のレベルは向上し続け、商標登録審査周期は法定の9ヶ月から8ヶ月に短縮された。しかしながら、商標登録の利便化に対する市場主体や公衆の需要と期待がますます高まる中、深層に潜在している幾つかの問題と矛盾が徐々に浮き彫りになっている。
こうした背景のもと、元工商行政管理総局は適時に計画を打ち出し、「商標登録周期の大幅短縮」を目指し、審査効率の向上、審査メカニズムの完備、出願手続きの簡素化、規定費用の合理化、技術サポートの強化、紙での商標既存数の圧縮、法改正の促進という七つの面から利便化改革の任務を明確にした。
陳文彤氏は、これからは商標登録出願数の持続的な急成長がもたらす問題に前向きに対応し、新時代の要求に適応する世界トップレベルの商標登録体系の構築に注力し、知財権保護の土台をしっかり築き上げ、ブランド競争に良好な環境を作り出し、良質な経済成長をサポートすると述べた。