商標権の所有者は、その手に力を持つことができる。これは、企業内の関係者間で問題が生じたときにも重要となることがあり、理にかなっている。でも、商標権の所有に関して結構な頻度で問題が起きていればわかるかもしれないが、この単純で重要な事実はしばしば見過ごされる。特に、会社の設立時には無視されることもあり、間違いが起こりやすい理由にも通じている。
ダッチトランス系のDJグループ Dash Berlin(ダッシュ・ベルリン)のフロントマンであるDJ Jeffrey Sutoriusは、ある理由でダッシュ・ベルリンを離れた。しかし、「DASH BERLIN」商標は、Jeffrey Sutoriusの名前で登録されておらず、別の関係者によって登録されている。もちろん、それはJeffrey Sutoriusが商標権に関心を持たず、権利について(紙に)残さなかったのが大きな問題なのだが。優れたDJのマネージャーは、優れた商標弁護士とコンタクトを持っている。弁護士は商標のあるべき所有者についてのアドバイスできるからだ。