2019-04-05

中国:2018年著作権登録数が345万件超、同期比25.83%増 - CCPIT

国家版権局の情報によると、2018年に中国各地における著作権の成果転化促進活動が著しい成果を収め、各種作品やソフトウェアの制作・イノベーション能力が大幅に向上した。統計によると、同年の全国の著作権登録総数は3,457,338件で、2017年の2,747,652件より25.83%増えた。

全国の作品登録数が着実に増加、北京が一位
各省、自治区、直轄市の版権局と中国版権保護センターの作品登録情報統計データによると、2018年の全国の作品登録数は2,351,952件で、2017年の作品登録数2,001,966件より349,986件増加し、成長率が17.84%であった。
全国の作品登録数は全体的に着実な増加傾向を見せており、登録数の伸びが大きな地域と登録全体に占める割合は、北京市が919,543件で39.10%、江蘇省が302,175件で12.85%、上海市が261,642件で11.12%、中国版権保護センターが244,150件で10.38%、四川省が170,133件で7.23%、福建省が96,181件で4.09%である。これらの登録数の合計は全国登録総数の84.77%を占めている。2017年に比べ、北京市の作品登録数は10万件以上の伸びを実現した。また、作品登録数の成長率では河北、貴州、広西、安徽、吉林などの省(自治区)がいずれも100%を超え、陜西省と中国版権保護センターはいずれも50%以上となっている。
作品の種類別では、登録数が最も多かったのは美術作品の992,513件で登録総量の42.20%、次いで撮影作品の917,045件で38.99%、三位は文学作品の278,170件で11.83%、第四位は映画・テレビ作品の53,224件で2.26%であり、上記種類の作品登録数で全体の95.28%を占めている。その他、音楽作品が34,802件で全体の1.48%、ビデオ製品が13,406件で0.57%、図形作品が11,724件で0.50%、録音製品が8,369件で0.36%、模型、演劇、曲芸、建築などが合計して42,699件で1.82%となっている。

APPソフトウェア、AIソフトウェアの登録数が著しく増加
また、中国版権保護センターによるコンピューターソフトウェア著作権登録情報統計データによると、2018年の全国コンピューターソフトウェア著作権登録は同期比48.22%増の1,104,839件であった。
ソフトウェア著作権登録地域は主に東部であり、その登録数は約80万件で全体の72.78%を占めている。登録数の最も多い省(市)は順に広東、北京、上海、江蘇、浙江、山東、四川、福建、湖北、河南であり、これらの地域で登録されたソフトウェアは計85万件で全体の77.38%を占めている。このうち一位の広東省の登録数は約28万件であった。
各注目分野のソフトウェア登録状況を見ると、APPソフトウェア登録数の伸びが著しく、同期比76.29%増であり、成長率の高い注目分野ソフトウェア類の一つとなったことに着目すべきであろう。また、AIソフトウェア登録数が同期比104.02%増、ビッグデータソフトウェア登録数が同期比64.27%増で、いずれもソフトウェア登録全体の成長率を上回り、それぞれ急成長の趨勢を見せている。
この他、中国版権保護センターによる著作権質権登録情報統計データによると、2018年の全国の著作権質権登録数は、同期比82.94%増の547件であり、内訳はコンピューターソフトウェア著作権質権登録が同期比50.21%増の350件、作品(コンピューターソフトウェアを除く)著作権質権登録が同期比198.48%増の197件となっている。

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