2019年3月16日、ポーランド政府はEU指令2015/2436を適用するための工業所有権法改正を行った。これにより商標に関するEU加盟国の法律とハーモナイズされた。
主な改正点は次のとおり;
- 視覚的表示要件が不要になった。
- 団体商標を導入した。
- 商標の更新手続き変更:商標の更新時には、次の保護期間の料金を支払うだけでよく、申請書面は不要になった。
- ライセンシーの権利強化:ライセンシーは、所有者の同意を得て商標権侵害の申立てを行うことができる。さらに、ライセンシーから依頼された商標所有者が申立てを行わなかった場合、専用ライセンシーは申立てを行う権利を有する。また、ライセンシーは、侵害者からの補償を得るために商標所有者によって始められた訴訟に介入することができる。
- 訴訟において商標の真正な使用証拠の提出が義務付けられる。
- パッケージや商標を含むその他のものの使用に関連する権利侵害に対する準備措置における保護の導入。例えば、パッケージ、ラベル、タグ、安全性や真正性を示すためのもの、あるいは商標が付されているその他のものなど。
- 商標権侵害に対する仲介人の法的責任強化
- 商品の輸送中の商標保護
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Source: www.dlapiper.com; www.aippi.org