2019-09-17

日本:日立、AIを活用した「ブランドモニタリングサービス」を提供 - プレスリリース

株式会社日立製作所(以下、日立)は、AIなどのデジタル技術を活用し、企業におけるブランド価値の維持・向上をトータルで支援する「ブランドモニタリングサービス」を、10月1日から提供開始すると発表した。

今回提供開始する「ブランドモニタリングサービス」は、社名やロゴを悪用した不正アプリの検知(無許諾スマートフォンアプリ検知サービス)と、企業サイトにおける適正なブランド利用の管理(ブランド適正利用管理サービス)、発表前製品画像などの機密情報の漏えい検知(機密情報漏えい検知サービス)を対象とした3つのサービスで、ブランド侵害コンテンツの特定・対処などを迅速化し、従来手作業で行っていたブランド管理業務の効率化・高度化や、企業ブランドの強化・毀損リスクの防止に貢献する。料金は個別見積もりとなる。

中核技術として、日立独自のクローラ技術のほか、リスクワードを文意などから自動判別するテキスト認識AIや、ロゴや製品画像などの固有の特徴(形状・色合い・模様)を識別する画像認識AIを採用している。クローラ技術により、一般の検索エンジンでは収集できない深層Webを含め、Webサイトやアプリストア、SNSなどのさまざまなメディアから幅広く情報収集する。テキスト認識AIと画像認識AIは、あらかじめ学習した社名やロゴ、製品などの表示基準、ブランドルールをもとに、収集した情報が指定したブランドに関連する情報か否か、ガイドラインに基づき適切に利用されているかを判断する。

*テキスト認識AI:企業名・ブランド名・製品名などのキーワードには完全一致しない情報や、キーワードは一致するものの意味が異なるものを認識し、関係するリスク情報か否かを識別するAI、たとえば、日立製作所の「日立」と、日立市の「日立」について、どちらの意味で用いられているかを認識することが可能。
*画像認識AI:企業ロゴや製品写真など、固有の特徴情報をAIが学習・識別することで、キーワード検索だけでは見つけづらいリスク情報も検知可能になる技術。
*深層Web:通常の検索エンジンで行うようなURLやキーワード指定以外の操作が必要なWebサイトだが、ID・パスワードなどアクセス制限のある深層Webは収集対象にならない。

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