ポルトガルのマクドナルドは、ハロウィーンキャンペーンのマーケティングスローガン「Sundae Bloody Sundae(ブラディ・サンデー)」で謝罪に追い込まれた。多くの人々は、1972年に北アイルランドで起きた「血の日曜日事件(Bloody Sunday):北アイルランドで、デモ行進中の市民14名がイギリス兵に射殺された事件」を思い起こさせるスローガンに激しく反発した。
血の日曜日事件をテーマにした「ブラディ・サンデー(Sunday Bloody Sunday)」は、アイルランドのロック・バンド、U2の代表曲の1つで、マクドナルドは、この「Sunday」を「Sundae:チョコレート・サンディ(パフェ)」に替えている。
マクドナルドの広報担当者は、「このキャンペーンはハロウィーンを祝うことを目的としたもので、無神経に歴史的な出来事に触れたり、人々を不安にしたり侮辱したりすることを意図したものではない」と釈明した。
広報担当者によると、このキャンペーンはポルトガルにある少数のローカル支店でサンデーをプロモーションしようとしたものであったが、結局マクドナルドは、このキャンペーンに関するすべてのプロモーション材料を取り払うことになった。