最近韓国のオンラインマーケットプレイスが権利者保護を強化するシステムに変化している。
各マーケットプレイスはこれまで、知識財産権権利者から申告を受けた場合にのみ対応する方法で侵害品に対し消極的な姿勢をとってきたが、最近自社のモニタリングシステムを強化し、侵害疑義製品が発見される場合、自発的にサンプル製品を購入し権利者に鑑定を要請するなど、ブランド保護により一層活発な役割を担う方針に舵を切った。
韓国の主なマーケットプレイスであるNaver、Coupang、11st、およびeBay(auctionおよびgmarket)は、現在このような新しいシステムを施行している。特にNaverはすでに「one-Strike rule」を適用し、Naverスマートストア(オンラインショッピングモール)で侵害品が発見される場合、販売者のIDを永久停止させるなど積極的な措置を取っている。またこれらのマーケットプレイスは独自のモニタリング結果を分析し、その中の悪意的または反復的な販売者に対しては管轄機関(authority)に刑事捜査も依頼するとしている(一部マーケットプレイスはすでに捜査依頼を開始)。
権利者のenforcement効果を高めるためにはこのようなプログラムを有効に活用し、マーケットプレイスと緊密に協力することが重要といえる。