2019年12月17日に、商標と地理的表示に関する新しい法律がブルガリアで施行された。新しい法律は、2015年12月16日のEU商標指令2015/2436に基づいたもので、ブルガリアの国内法に反映されるための改正が含まれている。新しい法律は、商標の実体法と手続き法に大幅な変更をもたらすもので、これには、拒絶および取消しに関する新しい絶対的理由と相対的理由が含まれている。
主な変更点は以下のとおり；
＊ 商標の視覚的表示要件の削除（これにより、新しいタイプの商標の導入が可能となった）
＊ ブルガリア特許庁における迅速化のための手続期限短縮
＊ 国際商標登録のグレースピリオッド開始の明確化
＊ 悪意を根拠とする異議申立ては訴訟手続でのみ導入
＊ 拒絶事由として新しい絶対的理由が導入された。商標がブルガリアの国内法、EUの法律またはEUまたはブルガリアが加盟する国際協定（例：地理的表示、伝統的なワイン用語、伝統的特産品保証または植物品種）を侵害する場合、商標は登録できない。
＊ 先行する植物品種または動物育種に基づく権利を理由に登録を取消す可能性
＊ 登録料を含めた一括支払いモデルの導入
Source: www.petosevic.com; www.kadievaip.com
詳細は こちら （Bulgaria: New Law on Trademarks and GIs Brings Important Changes）
本文は こちら （New Law on Marks and Geographical Indications）