オンライン商標登録サービス「コトボックス」を運営するCotobox(コトボックス)株式会社(以下、コトボックス)が、5月26日から6月9日にコトボックスユーザーに対し「商標に関する実態調査」を実施した結果を発表した。それによると、商標出願の経験がある約3割(29.5%)が商標トラブルに巻き込まれたことがあると回答し、トラブル内容に関する質問では「同じまたは類似するブランドの発見」が最も多い回答であった。
コトボックスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響でSNSやECサイトを含むインターネットの活用がより盛んになる中、以前よりも商標侵害に関するトラブルリスクが高まっており、知財の侵害は意図しないで加害者にも被害者にもなり得るため、知的財産権に対するリテラシー向上がトラブルを未然に防ぐ為必要不可欠で、本調査は身近にトラブルリスクが潜んでいることをより知ってもらうために公開したと警鐘を鳴らしている。
■アンケート結果
・商標出願をした約3割に商標トラブル経験
・商標トラブルの内容で最も多い回答が「見つけた」「真似された」など類似商標に関する問題
・サービスリリース以前の出願で12.5%トラブルを軽減
■商標トラブル内容の約半数が「類似商標を発見・真似された」と回答
商標トラブル内容の内訳は下図のとおり;
■早く出願することでトラブルリスクを軽減
今回の調査でサービス・商品の商標に関し、サービスリリース以前の出願とそれ以降の出願でトラブルに経験があるか否かを調べた結果、サービスリリース前に出願している方は、サービスリリース以降の出願に比べ商標トラブルが14%少ないことが分かった。
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