EUIPO(欧州連合知的財産庁)は、.eu、.ею、.ευのトップレベルドメインのレジストリであるEURidとのコラボレーションを強化し、特に中小企業(SME)の商標・ドメイン名の申請者と所有者をサポートする。
現在、EU商標の出願人は、EUIPOでのオンライン申請手続きの最後に、商標が.euのドメイン名として利用可能かどうかの通知を受ける。出願人や所有者は、商標と一致する.euドメイン名が登録されるとアラートを受ける設定をすることもできる。
今回のコラボレーションでは、.euドメイン名の登録時に、所有者はEUIPOで同一または類似する商標の利用可能性を判断できるようになる。
さらに、EUIPOとEURidは共に商標またはドメイン名の申請時に何れかが登録されているかどうかの調査に取り組む。この調査は、悪意で行われた不正なドメイン名の登録に対する取り組みを支援するものだ。また、また、商標とドメイン名として検索する用語が共に利用可能であることをユーザーに通知する仕組みを構築するためのフィージビリティスタディにも着手する。
EUIPOの戦略計画2025の中心となるSME向け支援で、ドメイン名に関するEURidからの情報は、ディスカバリーガイドとウェビナー同様SME向けのチャットボット(予定)に統合され、さらに統合されたブランド保護スキームに発展させる。
本文は こちら (Closer collaboration between the EUIPO and EURid to benefit SMEs)