独創的で効果的なブランドを作り、立ち上げるには、時間もリソースもお金も必要だ。しかし、採用しようとするブランド名を本当に自分のものにできるのか、どのように確認できるだろうか？商標調査は、採用しようとするブランド名がビジネス分野や世界のどこで使用可能かを迅速かつ簡単に調べるための手段を提供するものだ。
多くの場合、商標検索は商標登録やブランド立ち上げ戦略の重要な第一歩となる。商標登録により、第三者の商標権侵害を避けることができる。採用する名称の商標登録出願にはコストと時間がかかる。新しく商標の使用を開始した後に異議が申立てられると、生産停止、製品リコール、広告キャンペーン中止や新しいブランディング開発などをしなくてはならなくなる場合もあり、これらにはかなりの額のコストが必要になるだろう。
無料で確認する方法
ウェブの検索エンジンは、採用する商標と同一または類似する商標が既に使用されているか、もし使用されている場合に、どこでどのような商品やサービスで使用されているかを確認するための便利なツールである。しかし、ウェブ検索では、商標が登録されているもののまだ市場に投入されていないような場合、特定することは困難だ － 少なくともウェブ検索で上位に表示されるようなことはない。このような潜在的な競合を特定するためには、公的な商標データベースや専用データベースを使用した詳細な商標調査が必要である。
通常、商標調査には以下の種類がある;
＊ 同一商標検索：外見または称呼で同一の商標や図形を検索
＊ 類似商標検索：同一または混同するほど類似する商標を検索
＊ コメント付き商標調査：同一または類似する商標の調査結果に、先行商標を考慮した専門家のコメントが付される
＊ インデックス検索：検索文字と同一または類似する名称を持つ企業を検索
＊ 使用調査：先行する権利を有する第三者がその商標を正しく使用しているかどうかを調査することで、異議申立てに備える
＊ 商号検索：検索文字と同一または類似する名称を持つ企業を検索し、採用する商標と競合する可能性のある商号権を特定する
商標検索サービスの中には、関連性のないデータを大量に出力する傾向のものも多く見られ、企業が調査を実施しない理由になるケースも見受けられる。一方、コメント付き商標調査は、検索結果を分析した総合的な法的アドバイスを提供するものだ。
さらに、商標弁護士・弁理士は、採用する商標に意図しない意味や関連性が含まれていないかを調べることもできる。これは、ブランドを海外で展開する場合、言語の違いにより生じる問題を避けるために、特に重要となる。
Novagraafは、企業向けに「コメント付き調査」サービスを開発し、検索結果を統合・分析し、ブランドオーナーに明確で洞察力に富んだレポートを提供することで、企業による意思決定のスピードアップを支援し、社内マーケティングやIPチームのプレッシャーの軽減を図っている。
＊ 経験豊富なNovagraafの商標弁護士・弁理士が、登録可能性、使用可能性、潜在的な問題点、推奨事項などの主要な調査結果をまとめた総合的な法的見解とアドバイスを提供
＊ 比較しやすいように国別にまとめられたリスク評価表
＊ 各国の商標専門家による国ごとの法的アドバイスには、関連するすべての区分における潜在的な商標の位置付け、登録成功の可能性、次のステップのための推奨事項が含まれる。
本文は こちら （On your marks: The importance of trademark searching）