自動車業界の出願傾向をマクロ的に見てみましょう。売上順位は、①トヨタ、②ホンダ、③ニッサンですが、商標の出願総件数順位でいえば、①ニッサン、②トヨタ、③ホンダの順となっています。
ニッサンの出願数は、2010年代に急激な上昇を見せています。車を扱う12類だけでなく、その他区分についても多くの出願をしています。特に2010年代で12類を除く出願数の多い区分は、35類、37類、9類、41類、42類です。
トヨタもニッサンと同様、2010年からの加速的な出願数増がデータから見受けられます。ニッサンほどではありませんが、12類を除くと9類、41類、42類あたりの出願が多いことから、モビリティ社会の実現に向けての出願を多くしているのかもしれません。
ホンダは、前2社とは異なり、2000年代から出願が加速しています。12類を除いたときに多く出願している区分として7類がありますが、芝刈り機や耕運機などパワープロダクトに力を入れている結果であると考えます。
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