2020年10月14日、国家知的財産権機関の創設に関する法律第703-IX号がウクライナで発効した。同法は、国家知的財産機関（NIPA）の設立を規定している。NIPAは、ウクライナ知的財産局（State Enterprise Ukrainian Intellectual Property Institute ：Ukrpatent）の機能と、経済発展貿易農業省（Ministry for Development of Economy, Trade, and. Agriculture of Ukraine: MDETA）の機能の一部を持つ新しい国家機関になると予想されているが、Ukrpatentの新たな地位や新たに割り当てられた機能については、明確にされていない。
NIPAの新たな担当業務は以下のとおり；
＊ 知的財産出願の審査
＊ 知的財産の登録、特許・登録証の発行
＊ 一部の知的財産登録の無効化（付与後の異議申立手続）
＊ 公的情報の公開、知的財産権登録簿の整備、抄本の提供等