2021-01-18

EU:「Christmas Party」の登録判断が意味するもの - Knijff Trademark Attorneys

皆がクリスマスと新年の休みボケから回復していることと思うが、最近、「Christmas Party(クリスマスパーティ)」がEUで商標出願されていたことに気づいた。この商標は、オンライン・コンピュータゲームとオンライン上の賭け事の分野における娯楽を指定して出願されている。これは、クリスマスディナーのメインコースが何になるかを賭けることができるオンラインゲームのことだろうか?いや、商標権者は、クリスマスゲームを丸ごとカバーしてしまったのだ。

この文字商標がEUIPOに登録を認められたことは驚くべきことだろう。クリスマスに関する娯楽ゲーム?かなり記述的な商標だと思えるのだが…。この商標権者の別の商標「ANIMAL QUEST(動物を探す旅)」の出願も登録が認められている。そして今、ゲームを指定した「CHAMPAGNE SHOWERS(シャンパン シャワー)」商標出願の行方に注目している。

これは、EUIPO(欧州連合知的財産庁)が再び商標の登録判断に対して少し柔軟になってきていることを示しているのだろうか?我々は果たしてそうだろうか疑っている。事実、出願の第一言語としてスペイン語を選択することで、登録に柔軟なスペインの審査官によって商標が審査されることが関係しているように思われる。
今年は、皆さんの創造性が豊かになるよう願っている!

本文は こちら (Last Christmas (party))