近年、スマートフォンの専用アプリで生配信しながら売り買いをする、「ライブコマース」が拡大しつつあり、2020年、中国では市場規模が17兆円にまで拡大したと推定されている。
こうした背景の中、2021年4月に国家市場監督管理総局は、関連部門と連携して「インターネットでのライブコマースの管理弁法(試行)」を公表し、最近、北京市の海澱裁判所は、ライブコマースによる商標権侵害事件を全国初の事例として発表した。また、これは前記の管理弁法が施行されて以来、規定によって初めてプラットフォームの類型・性質を認定した事例でもある。現在、当該事件の一審が終了したが、まだ上訴期間中である。
事件の経過は以下のとおり;
出典:
海澱区裁判所 http://bjhdfy.chinacourt.gov.cn/article/detail/2021/06/id/6080078.shtml
「インターネットでのライブコマースの管理弁法(試行)」
http://www.chinatax.gov.cn/chinatax/n810341/n810825/c101434/c5163729/content.html