カナダのケベック州政府は、ケベック州言語法を大幅に見直す法案96(ケベック州の公用語であるフランス語の優位性を高める法案)を提出した。この法案が可決されると、ケベック州で商業分野におけるフランス語政策が大幅に強化される。
現行商標法の下では、ケベック州の言語法は登録されたフランス語版の商標がない限り、広告ポスターのロゴなどの商標をフランス語以外の言語で独占的に使用することを認めている(「認識された商標(recognized Trademark)」の例外)。
法案96は、この例外の範囲を大幅に狭めている。例えば、企業が現行の認識された商標の例外を利用して英語で商標を表示した場合、その商標がフランス語で「著しく普及している(markedly predominant)」ことが必要で、場合によっては商標を修正して登録する必要があるかもしれない。
この法案に関する協議は2021年秋に予定されており、ケベック州議会(L’Assemblée Nationale du Québec)は、様々な段階で法案96を修正する可能性もある。
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Source: www.dickinson-wright.com
本文は こちら (Changes to French Language Laws Proposed by Quebec’s Bill 96)