2022-01-07

欧州:「イカゲーム」を狙った商標出願 - Knijff Trademark Attorneys

2021年のNetflixには素晴らしいシリーズが多くみられたが、文句なしのNo.1は、子供向けゲームとホラーを組み合わせた韓国のスリラー「イカゲーム(SQUID GAME)」だった(まだ見ていない人のために、ここではこれ以上触れない)。

ストーリー性、「イカゲーム」という名前、そしてロゴやカラーなど、このシリーズのすべてがとても魅力的だった。そのため、Netflixはこれらの商標を多くの商品を指定して登録した。というのも、最近、第三者によるノンアルコール飲料を指定したロゴが商標出願されたからだ。

出願人は、ロゴを少し変更することで、自分たちが賢いとでも考えたのだろう。商標は「SQUID GAME」ではなく「SQUID」で、さらに、「BE PART OF THE GAME」というスローガンを追加した。

もちろん、Netflixはこれをそのまま受け入れる必要はない。Netflixが飲料の商標登録をしていなくても、「SQUID GAME」は著名な商標であり、その分、保護の範囲も広い。そのため、有名ブランドの評判をあからさまに利用して利益を得ようとした今回のような出願に対して、行動を起こすことが可能だ。もちろん、商標権者がその商標を守るために費用を負担しなければならないので、迷惑な状況であることに変わりはない。多くの場合、強い表現の停止通告書を送るだけで十分だが、それでも不十分な場合、Netflixは異議申立てを行えば、欧州連合知的財産庁(EUIPO)はその商標の登録を拒絶するだろう。EUIPOは、商標の使用に関するいかなる制限も課さないため、異議申立人が商標を使用しようとする場合には訴えを起こす必要がある。

本文は こちら (Walking in Squid Game’s footsteps)